東京ボイストレーニングスクールスタッフブログ声の大きさ < 音の高低

2017年7月11日

演技やナレーションでの声の使い方。

みなさんはどんなことに注意していますか?

 

しっかり腹式呼吸を使って声を出すこと。

ちゃんと発声をして滑舌を良くすること。

それはもちろん、大前提!基礎的なことは、いつ何時でも注意して、大事にしてください。

 

今回は、その中でもごく一片のお話、「表現する上での声の使い方について」。

よくセリフやナレーションを録音している時に、気になることが、表現の幅。

 

例えば…

「見て!あんなところに大きな桃もあるよ!」

ま行がいいにくいもも

この時にどこに意識を置いてセリフを読むか。

「大きな桃」がある、ということを伝えたいとすれば、「大きな桃」を意識して読む。

 

その時に何を意識するのか。

初心者の方や、緊張気味の方は特にこのときに「大きな桃」に力を入れて読む、

わかりやすく言えば、この部分だけ大きな声に、ということが起きます。

 

この場合、大きな声で読むことは決して間違いではないのですが、音声表現の世界では

大きな声 = 言葉を目立たせる では、ありません。

この時に大事なのは、「音の高さを変える」ということが大事になってきます。

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日常みなさんが会話している時というのは、無意識にやっていることが多いのですが、

コレを意識して出来るようになると、セリフもナレーションもグンと一段聞きやすくなるはずです。

声の音量だけで表現をしているとどうしても力押しに聞こえてしまったり、

例えば、アニメやCMなど何かしらの放送で流す際には、

大きな声も小さな声もまんべんなく聴こえるように、「コンプレッサー」という機械を通して

その音量を均一にしてしまうのです。

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そうすると、声の大小だけで表現したものというのは、ほぼ消えます。

音の高低で行うからこそ、大事な言葉・表現したい意味が際立って聴こえるのです。

 

さぁそれでは、意識して読んでみましょう。

 

「見て!あんなところに大きな桃もあるよ!」

 

どうでしょうか?

おおきなももも、と、3つめの「も」で躓いたりしていませんか?w

そうですね、滑舌も大事なのです。「も」が引っかかる人は舌ではなく唇の筋肉を鍛えましょう。

そのレッスン方法はまた後日に!

 

上記のものも含めて、スクールでは様々なお悩みを解決していきます!

養成所や日常でのお悩みなど、レッスンでどんどんぶつけてくださいね。

 

まずは東京ボイストレーニングスクールの体験レッスンにお越しになってはいかがでしょうか?

いつでも体験レッスンにてお待ちしております。