東京ボイストレーニングスクールスタッフブログオーディションの緊張を体験!

2019年11月19日

先日、模擬オーディションワークショップを開催しました。

 

模擬!といえど、空気感はいつもと違う!

東京ボイストレーニングスクール代々木校で開催しましたが、事前に参加者の生徒さんには、

「校舎をオーディション会場だと思って入ってくること」

 

という、ここからオーディションがスタートしていました。

今回のオーディションのポイントは、

・自分で審査原稿の「セリフ2つ、ナレーション1つ」を持参すること

・オーディション風景を撮影。終了後に視聴チェック&講評

・プロフィールシートの志望動機・自己PRなどの共有ができる

 

という3点。

これまでにやってこない企画でしたが、はたして〜〜!

 

まず、持参した原稿。

ご自身で原稿を作ってきた方もいれば、いいセリフがないか探し出してきた方、

スクールのレッスンで使ったものを使用する方、などいらっしゃいました。

審査員側からの印象としてコメントとして、今回に目立った原稿の印象。

 

・ネットで拾ってきた原稿は結構バレます!

そうなんですよね。何か作るときに参考にするものであったり、

生徒さんが実際にレッスンで持ってきたりと、いろいろと目にしているもの。

せっかくセリフやナレーションならば、自分の色がしっかり出せるものの方がいいですね。

 

・苦手な行や言葉がある原稿にチャレンジするのはなぜ?

たとえば「サ」行が苦手な方が、「最新施設の〜〜」などの言葉が入っていたり。

もちろんそこは改善するべきではありますが、自分でつくる原稿なんですから、そこは省いてしまったほうがいいのでは?

というシンプルな疑問。もちろんレッスンで滑舌は今後改善しないとですけどね。

 

・原稿が読みづらい

メモとかいっぱいして、いろいろ書き込んで・・・っていう気持ちもわかります。

が!!自分で本番で読もうとするときに、ゴチャゴチャしているもの、

たとえば、この言葉はちがーーう!って、斜線で消していたり、矢印でこっちからこっちに読む〜とか・・・。

え?なんで清書しないの?という不思議さを見かけました。

 

・1発目のセリフがなんか暗い

クールなキャラクターとか、不思議なキャラクター、というのを見せたいというのもわかります。

でも、ボイスサンプルのテープでもそうですし、対面のオーディションでもそうですが、

始まるぞ!の1音目が、暗かったり聞こえづらかったり、単純に声が小さかったり・・・。

第1印象としてどのように映るでしょう?

 

 

などなど。

他にもいろいろあったのですが、そのあたりはまた次の機会にでも。

 

オーディション・質疑応答が終わり、その様子を撮影したものを見てみると

生徒さんご自身も、こういう表情をしていたのか、こういう受け答えになったのかと、

それぞれに思うところがあったようです。

客観的に自分を見る、というのはとても大切ですね。

 

これを本番のオーディションに向けて活かせれば、きっと結果にもつながるはず!

いい対策となったのではないかなと思っております。

 

さぁ、年末に向けて、養成所・専門学校の審査にも向けて!

より一層ボイトレに励んでいきましょう〜!