東京ボイストレーニングスクールスタッフブログナレーションワークショップ@池袋
2015年3月17日
皆さん、こんにちは。
だんだんと春の足音が近づいてきている気配を感じますね。
といえども、まだまだ寒暖差が激しいので
体調管理には充分ご注意くださいね。
さて、今日は3月1日池袋校にて開催されました
「ナレーションワークショップ」の様子をお伝えいたします!
某観光地の地元情報を伝える映像に合わせて収録するという内容。
ナレーションのお仕事を目指す方はもちろんのこと、
ビジネスの方まで年齢層も幅広く積極的に参加して頂きました。
映像に合わせてナレーションを読む事が初めての方も多く、
タイムコードなども意識しなければならず慣れないことばかりで、
ドキドキの連続です。
全体の大きなテーマとしては、原稿を「読む」ではなく
テレビの前でこの放送を観ている「ひとり」に「語りかけること」
そして何より、某観光地のイメージをより魅力的に伝えること・・・。
大変重要な役目です。
全体の映像の確認を皆で行い、原稿内容に関する質疑応答の後、
各自担当するパートごとにテストをし、先生からのコメントを頂きます。
そしてすぐに録音に入ります。(こういった瞬発力も大切なポイント!)
各パートごとにそれらを繰り返し、
約20分ほどの映像にナレーションが入ったものが完成します。
そしてその完成した番組を皆で最後に視聴します。
日頃よく目にしている番組と比べると、どことなく違和感があります。
その違和感とは、さまざまな要因があるとは思いますが、
やはり「原稿を読んでしまっている」ことから来ているように思います。
これは今回のワークショップのテーマでもありましたね。
視聴者に語りかけるのだけれども、自分の感情や気持ちを乗せすぎると
わざとらしくなってしまいます。
あくまで映像に寄り添うように表現し、
内容や情報をしっかりと魅力あるものとして発信する。まさに職人技。
基礎力と技術・感性を求められる仕事なのです。
今回の題材は皆が良く知っている観光地で、
イメージがつかみ易い映像でしたが、想像以上に難しかった様です。
故にナレーションの奥深さと面白さを体感してもらえたと思います。
また、いろんな人のナレーションを聴くことにより、自分の声の聞こえ方、
他の人との違いを同じテーマの題材に比較することができたと思います。
最後に担当の先生に質疑応答の時間を設け、
日頃なかなか聞けない収録現場でのエピソードや情報を聞くことができ、
大変充実したワークショップとなりました。
その他、当日の様子の写真をフェイスブックにて公開しています。
是非ご覧ください!
東京ボイストレーニングスクール