東京ボイストレーニングスクールスタッフブログ喉と声の乾燥対策のいろいろ
2022年2月22日
加湿してますか!?
ということで、冬ももうすぐ終わりに入りました頃。それでもまだまだ寒い日が続きます。
そんな毎日、皆さんの声や喉を良い状態でキープするための加湿方法。当たり前のことでもあえて書いておくことで、何かの足しになればいいなと思う次第です。
加湿器
超あたりまえといっていいですが、加湿器。これを使わずして加湿しているか否かと言ってもいいくらいですね。
昔と違って色々な性能があるもの、さらにはおしゃれでインテリアとしても素敵なもの。デザインはそこそこですが、加湿能力が半端ないものなどなど。いろんな種類があります。
加湿器と一言で出しても、その加湿方法に種類があるんですが、ご存知でしたか?
その種類も大きく分けると4タイプ。「気化式」「超音波式」「加熱式」「ハイブリッド式」と、加湿させる手段も様々。名前だけ見ると、「ハイブリッド」が一番いいんじゃないの!?って思っちゃいますけどね。
「気化式」
これは、水を含んだフィルターに風を当てて、文字通り水分を気化させて加湿するタイプ。イメージ的には、水で濡らしたタオルをブンブン振り回している状態ですね。意外に効率は良いけれども、その分で風量が必要なのでちょっと部屋が寒くなる。ちょっとっていうか直接風当たるととっても寒いのが難点w。
「超音波式」
これは、超音波を発生させる装置を使って、水をごくごく微小にして加湿するタイプ。超音波というので、値段が高く感じられるが結構本体は安いのが特徴。ただお手入れをちゃんとしないと、健康を害する恐れがあるので、便利な分お手間がちょっとかかってしまう。電気代もそんなにしない。静かなのはメリットですね。
「加熱式」
文字通り水に熱を加えて、高温になって湯気が生まれて加湿される。そう昔ながらの仕組み。湯沸かし、ヤカンのような要領で、沸騰したお湯から出た湿度で部屋を加湿する。だいたいの場合、加湿したい時って乾燥してて寒いので、部屋を暖めるのにも一躍買う。お手入れも簡単。だけど熱を生まなきゃいけないので、電気代が高い。安いやつ〜って思うとお手間が増えるカワイイやつ。
「ハイブリッド式」
名前がかっこいい!けれど。気化式と加熱式の仕組みを混ぜたハイブリッド。水を含んだフィルターに温風で素早く気化させて、湿度を外に回す。電気代も間とってそこそこの値段ですが、気温が低いとあまり効き目がでづらかったり。空気清浄機と加湿器が合体してるタイプのやつだとこれを積んでますが、加湿空気清浄機の加湿器はなかなか頼りになりづらいなーというのが個人的なイメージ。
というそれぞれが、加湿器の4タイプ。厳密にはもっと色々あるし、それぞれのデメリットを打ち消した、さらなるいいものもあったり。
あとは日本って高温多湿な国なので、部屋自体が割とじめっとしやすい。気密性がそもそも高い賃貸のお部屋だったりすると、退去する時に部屋にカビがあったりとかという落とし穴。
筆者も一人暮らしの時に部屋の湿度計ったら、結局ずっと50%越えてて使わなくなった、ということもありました。
加湿器は便利だけど使うべきシチュエーション、使うべきお部屋というのはしっかり湿度も調べた方がいいですね。
それでも、喉が乾燥する気がする、起きると喉が乾燥している、という方にオススメは。
「濡れタオル」「おしぼり」
です。
枕元にハンガーでもいいし、おしぼりはお皿やお盆においてもOKなので、濡れたタオル、おしぼりをおいておきましょう。
加湿器ほどブンブン湿度を回さずに、乾燥しづらくしてくれるので、歌う前日なんかにはこうやっていたり、あとはライブやイベントなどでホテルに宿泊しなければいけない、加湿器がない(って借りられるところ多いですが)場合には、タオルをベッドサイドに吊るしておいたり、しっとり気味のおしぼりを枕元において、乾燥対策〜なんてやっていたこともありました。
個人的には起きてる時は何かしら水分とっておき、寝る時はマスクと濡れタオル〜が健康的にもいいかなと思っていました。
人によって合う合わない、やりたいやりたくないと色々あることだと思いますので、色々試してみるといいですよね。特に加湿器は、お店に行けば山ほど種類があるので、電気屋さんに違いを聞いたり、デザインの違いで選んだりしてもいいと思います。
上記のことをちょっとだけ頭に入れておいてもらえたらな〜と思う次第です。
そんなわけで、ちゃんと対策してる!?加湿のお話でした〜!